中小企業では社長の補佐官こそ組織の命運を左右する

 

企業や団体など組織の盛衰は、トップの指導力もさることながら、実際には「ナンバー2」の力量によって大きく左右されるのが実情です。ところが、こうした重要な位置づけにあるナンバー2の役割について、キチンと整理した研究も刊行物もはこれまで殆どありませんでした。

 

ここで「ナンバー2」とは、トップの次の地位という意味で用いています。実際に組織の中での役割としては、比喩的な表現まで含めるといろいろあるでしょう。

 

たとえば、

・片腕/右腕

・番頭

・副官

・懐刀 ・・・など

 

これまでに刊行されたナンバー2に関する類書を見ても、

 

・歴史上の有名人物コンビ(戦国武将[例:劉備玄徳と諸葛孔明]や有名経営者[例:本田宗一郎と藤沢武夫])などになぞらえているうちに、歴史読本になってしまっているもの

・心理学や行動科学の先生による学術的な論説もしくは技術論中心の本(要するに抽象論で、実際にはビジネスの世界では実用的とはいえない)

・プロスポーツの「監督とヘッドコーチの関係」といったような、読みやすいがビジネスには役に立たない本

 

といったものばかりです。

 

そこで、トップである社長(もしくは諸団体の長)の夢や事業目的を達成するにあたって、どのような能力を備えた片腕が必要で、それをどうやって見つければ良いのか?という問いに答えます。

 

なおこれは、巷間よくある「二世塾」のような「次期候補者に対する養成講習」ではありません。

「孤独なトップ本人の相談所」です。

 

経営トップの「今日と明日の実務」に役立つという観点から、中小・中堅企業や組織が陥りがちな病理とその解決方法を具体的に示しながら、トップが自己の夢を実現するためにどうしたらよいのかを実戦的に伴走します。

 

「自分に片腕がいれば・・・」と嘆いているトップには、干天の慈雨の如き救いとなるはずです。